シュプレマティスム1915年、ペトログラードの「0,10展」で、マレーヴィチは白い画面に黒い正方形を一つだけ置いた絵を発表しました。しかもそれを、部屋の隅の高い位置——ロシアの家でイコン(聖画)を掛ける場所——に展示したのです。描くものを全部捨てたあとに残るものを、聖なるものの場所に置く。抽象がいちばん遠くまで行った瞬間のひとつです。