イブン・ムクラアッバース朝の宰相を3度つとめた政治家であり、書家でした。彼がやったのは、書に数学の背骨を入れることです。アラビア文字の最初の一字「アリフ」の縦棒の長さを直径とする円を基準にして、すべての文字の形を比例で決めました。角ばったクーフィー体にかわる流麗な書体が生まれ、のちに六書体として体系化されます。