川瀬巴水旅をして、その景色を版画にし続けた人です。「昭和の広重」と呼ばれます。1923年9月1日の関東大震災で、自宅が焼けました。このとき、描きためた写生帖188冊が失われています。旅の記録だけで188冊ぶん——それが一日で無くなりました。失意のなかにいた彼の背中を押したのは版元の渡辺庄三郎で、