ルドン人生の前半を、黒だけで過ごした人です。木炭とリトグラフ。本人がそれを「ノワール(黒)」と呼びました。宙に浮かぶ眼球、笑う蜘蛛、植物の顔をした生きもの。夢と悪夢のほうから描いていて、当時これを買う人はほとんどいませんでした。1884年、ユイスマンスの小説『さかしま』が出ます。