山本鼎創作版画の起点になった人です。木版の職人から出発し、東京美術学校で洋画を学びました。1904年、雑誌『明星』に発表した木口木版『漁夫』が、絵も彫りも摺りも自分でやる——「自画・自刻・自摺」——の最初とされています。それまで版画は分業でした。絵師が描き、彫師が彫り、摺師が摺る。